背骨は部位ごとに独特な弯曲があって、↓図のようになるのですが。
頚椎なら前に軽度弯曲、胸椎なら後方へ、腰椎なら前方へ弯曲するような、自然なカーブがあります。
このカーブの役割で圧の分散という機能があります。
例えばこのカーブが少なくなってしまて、ほぼ一本の棒のような構造だと、重力や立位での地面からの反力に対しての圧の分散がしにくい構造になってしまいます。
しかし、構造的には、関節がいくつもあるのが背骨です。そして元々カーブを作るような構造なのに、カーブが減少してしまっている状態で圧力の分散というのは、背骨にとって耐え難いストレスと言えるでしょう。頻回にストレスがかかり続けるのは非常にまずい状態です。

背骨は自律神経や内臓の機能にも実は関わる場所でもあり、脳→脊髄→脊髄神経と神経の伝達や滑走にも非常に大事な場所であります。

つまり、症状をより感じやすくしてしまう助長因子にもなりうるので腰が痛いから腰だけを見るのではなくもっと広く背骨全体を見ていく必要性があります！