坐骨神経痛の原因とは??
近年よく耳にする『症状名』のひとつに坐骨神経痛がございます。
坐骨神経痛とは、
『腰仙部坐骨神経の支配領域、 すなわち殿部、下肢後面あるいは外側面. へ放散する疼痛自体、あるいは疼痛を呈する症候群の総称』
要約すると、お尻・腿うら・外もも・ふくらはぎのどこらかで痛みがある状態のことを指します。
ここで絶対に間違えてはいけないのは『痺れ』は坐骨神経痛では無いという事です。
『痺れ』と『坐骨神経痛』は似て非なるものなのです!
痺れとは、感覚低下(感覚鈍麻)を指します。つまり、痛みではないのです。具体的には皮膚の違和感や触っている感覚の低下、温かいや冷たいが分かりにくいなどの状態もこれに含まれます。
一般的に言われている原因
坐骨神経痛の原因を病院で聞いたりネットで調べると、
- 坐骨神経が神経の根元で圧迫されて引き起こされている。
- お尻の筋肉(梨状筋)に圧迫されて引き起こされている。
この2つが多く言われており、健康雑誌や医学書にも記載があったりもします。
つまりは『神経の圧迫』が神経痛の原因であると記載されているのが一般的です。
皆様は『これだけ本やネットに記載されているのだからそうだろう』と疑ったことはないかと思います。
しかし、本当に神経圧迫が原因なのでしょうか??
実は神経圧迫が原因であると明確にした研究報告は一度も目にしたことがないのです。
私は、海外医学の痛み治療最前線で学ばせて頂いて『神経圧迫』が原因であることが非常に少ないと感じております。
坐骨神経痛の本当の原因とは??
結論から言いますと『圧迫』では無く!!
『癒着』が坐骨神経痛の1番大きな原因なんです!!
勿論、他にも原因はございますが、通院された患者様の85%以上が『癒着』による坐骨神経痛です。
では、一体何と神経の癒着が原因なのでしょうか??
- 筋膜
- 靭帯
- 関節包(関節を包む膜)
この3つが神経と非常に癒着しやすいのです。
では、どうやって癒着をして行くのでしょうか??
簡単に癒着までの流れを以下に示します。
- 日常生活や仕事による偏った姿勢や体使い。
- 負担がかかり過ぎた筋肉や神経が疲労してしまう。
- 筋肉や神経が酸素不足になり酸欠状態となる。
- これを長年繰り返し続けるとその箇所の酸欠である期間が増える。
- 酸欠が続くと体は『傷だ!修復しないといけない』と判断する。
- 酸欠した箇所に修復成分の『コラーゲン繊維』を導入させる。
- コラーゲン繊維が接着剤となり、筋膜や靭帯、関節包との『癒着剤』となる。
- 癒着するとそれぞれの動きが制限される(滑りが悪くなる)
- 引っ張られたりして、それが刺激となり『神経痛』として出現する。
これが、現代の最新の坐骨神経痛の原因として海外では考えられている。
医療機関での坐骨神経痛の治療法
では、『癒着』が原因とわかった段階で次はどう治療して行くのか??です。
日本の医療機関では『保険外治療』として生理食塩水を入れた注射器で、癒着している箇所をエコー機器を見ながら水圧で剥いでいく『ハイドロリリース』とう治療法が一部の専門医のみが施行可能であるが、残念ながらごく少数の医師である。
また、再度癒着しやすいことから、持続した結果になるまでは十数回以上かかる事が大きのが課題である。
当院での坐骨神経痛の治療法
当院は、福岡県で唯一『神経リリース』が可能な治療院です。
癒着している箇所を正確に特定していき、徒手で癒着をリリースしていきます。
医療機関との違いは、
- 一回の施術で複数箇所一気にリリース可能であること
- そもそも酸欠の原因である『姿勢や体使い』にアプローチが可能
- 病院よりも回数が少なくて改善までいけること
が挙げられます。
一概にこれら全てが、今お読みになられているあなたの坐骨神経痛に当てはまる訳ではございませんので、ご参考程度にされてください。
この情報が痛みでお悩みの方が正しい治療選択を選ぶことに役立てて貰えればと思います。