腹筋部の筋肉は普段の生活でなかなか意識しづらく、特に座位の姿勢ではお腹の緊張感もなく、背中が折れ曲がる形になります。ぽっこりお腹など正に腹筋部の使えていない例で。
このような腹圧の低下した生活が長くなると、姿勢を正そうと思っても、腰で剃り上げて背筋を伸ばした気になってしまい、結果
余計に腹筋を使えないような立ち方になってしまいます。(図1)
なので、お腹にしっかり圧を入れる練習をしてみましょう。
体勢をまず作ります。(図2)
この時、両手は前ならえにするか、自分の横っ腹を触っておきます。息を吸うタイミングでお腹を凹ませ、吐くタイミングでお腹に圧をかけていきます。
息を吐く際に骨盤部を後傾させながら、『ふぅ〜』っと口に出すといいです。特に言葉の母音を強めにゆう感じ(ふ〜より、ふ、う〜〜)の方が腹筋を使います。(息を吐ききるまで10秒ほどかけて)
息を止めて力む方がお腹に力を入れやすいですが、息を止めてしまうと腹筋以外も力んでしまったり、血管系に関しても良いことがないので吐きながら力んでいきましょう。
いきなり、座位や立位で腹筋を使うのは難しいのでまずは、この寝た状態で使う練習をしていきましょう。一回で10秒ほどなので6回1セットからまずは行いましょう。
*ヘルニアの急性期や前屈みで腰痛がある方などは控えましょう。