ファシアは、筋肉、骨、内臓などを覆い、それぞれの位置を保ち、滑らかに動けるようにする重要な役割があります。具体的には関節包、筋膜、硬膜、腱、靭帯、椎間板線維輪などを含む体中のあらゆる組織を包む膜状の組織を指します。

徒手療法とファシア
徒手療法は、このファシアに注目して体の不調を改善しようとする方法です。医療機関でも『年齢、水分、運動不足、体重、自律神経？』で片付けられるような症状など、体の微妙な変化や問題に対してアプローチします。

徒手療法の役割

徒手療法というのは、医療機関の検査などでみつかる器質的な要因、『ヘルニアが神経を圧迫している』『狭窄がある』『骨と骨の間が狭い』のようなものに同時に存在する、生理的な要因をみていくことと考えます。それが腱、関節包、筋膜、硬膜、靭帯、神経周囲などのファシアへアプローチすることです。

まとめ

『器質的な要因があっても生理的な要因が考えられる場合』や、『原因のよくわからない年齢、水分、運動不足、体重、自律神経など』で片付けられるものは我々徒手療法家がしっかり徒手的に評価、検査を行い施術していくことができる範囲であり役割であると考えます。