症状を掘り下げていくには、広く身体を見る必要があります。 例えば、股関節前方部の靭帯、関節包、神経、筋などが伸長され、摩擦が大きくなったり、循環が悪くなっていることが生じ股関節痛の症状につながっているとすると、股関節前方部へ,そういった刺激を入れ続けてしまった原因を考えます。 その原因にお尻の筋肉が股関節を前に押し出す刺激となって症状につながるケースがあります。
この場合、足の地面のつき方や、膝がO脚になってないか、股関節が内に捻られていたり、外に開きやすくなっていたりしないか?
また、骨盤の状態や、仙骨、腰椎の状態はどうかなど、しっかり評価し、修正しなければいけないところを見つけなければなりません。
身体は1つの塊ではなく、たくさんの関節からなる構造である限り、一部の関節が動きすぎると、そこの関節はだんだん脆くなり、使えていない関節を見つけてちゃんと動くようにしないとその関節には、力学的負荷がかかり続け、関節は摩耗し続けます。
となると炎症が起きている状態でも炎症がなかなか引かないのは当然で、治癒も遅くなり変形も進行するでしょう。
なので、画像を撮って何か異常が出ても、症状の100%が画像所見由来と考えるのは短絡的で、異常が起きるに至った経緯を今の身体から探さなければなりません。
なので、広く身体を見て、症状を出している原因を見つけ改善していくお手伝いを当院でさせていただきます。